もっさぺの構築記事置き場

ポケモンの構築記事を書いていきます。

【ポケモン剣盾S27最終633位(レート1848)】ディアルガザシアン軸

自身の目標には微妙に届かなかったのですが、新ルール1ヶ月目ということで構築記事を書くことにしました。最後まで読んでくださると嬉しいです。

※尚、URLなどは全てご本人様に確認し掲載許可済みです。

 

構築経緯&環境考察

シーズン序盤から「ザシアン+特殊禁伝」の並びが環境の中心となっており、まずは自分でもその並びを使おうと思った。その際「ザシアンオーガ」に対して抗うことができるよう

・「特殊禁伝に勝てる特殊禁伝」である

・ザシアンに弱くない

などの条件を満たす突撃チョッキディアルガから構築を開始した。

ディアルガザシアン」の並びでは明らかに地面技が重く、地面タイプが2体入っている構築も珍しくなかったため、ディアルガを出さない場合のエースを決める必要があった。その際地面の一貫を消しつつ、ダイマックスによってそれらのポケモンに大きく負荷をかけられるエースアタッカーとして命の珠サンダーを採用した。

合わせて、現環境では欠伸ループを抜けることが困難であると感じていたため残飯カバルドンを採用。ディアルガ不在の場合にカバサンダーザシアン、という選出で戦っていくことを想定した。

ディアルガや珠サンダーのダイマックスを通すプランだとムゲンダイナ、ホウオウ、ジガルデ、ラッキーといったポケモンに抗うのが難しいと感じたため、カバルドンによる対面操作を活かしながら活躍できる裏エースとしてドラパルトを採用。

ここまでで重たい黒バドレックス、マンムーポリゴン2等のポケモンに有利を取れて、ホウオウ軸に対しても岩技で意表を突いて倒せる点を評価しスカーフ悪ウーラオスを採用して構築が完成した。

 

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(一応サブロムの順位も載せておく)

※レンタル是非使ってみてください!!

 

個体解説

ディアルガ@突撃チョッキ

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控えめH204 B4 C252 D12 S36

時の咆哮 / ラスカノ / 大地の力 / 雷

https://aoyama1220.hatenablog.com/entry/2021/02/20/204629

※調整こちらからお借りしました!本当にありがとうございました!

シーズン序盤〜中盤にかけて増えていたHC命の珠カイオーガに対し、なんと後出しからダイアースしていると打ち勝てるという怪物である。仮に処理しきれなかった場合でも「カイオーガの素早さが遅い」という情報アドバンテージを得ることができて、主にカイオーガ軸に対しては大活躍してくれた。

ここまでは狙い通りだったのだが、終盤かなり個体数を増していたネクロズマ入りの構築には出すことができず、特にイベネクなどはカバサンダーを通している方が強いと感じ選出機会がかなり減ってしまった。

また役割対象のカイオーガに関しても瞑想されて粘られるとしんどかったりと欠点もあり、全体としてはディアルガ自身の素早さが低く出すことができない試合が多かった(特に最終日)。

カイオーガ+ザシアンの組み合わせならほぼ100%選出できるが、カイオーガ+ジガルデのような場合では選出をすることができなかったので、ディアルガザシアン軸の難しさを痛感した(ひょっとしたらもっと無理矢理選出して殴ってゲームエンド!の方が良かったのかもしれないが、対面的なムーブが苦手なので無理だった)。

 

ザシアン@朽ちた剣

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意地っ張りH236 A76 B92 D4 S100

剣の舞 / 巨獣斬 / 噛み砕く / 電光石火

メタモンにコピーされた後のA+2巨獣斬を最大乱数以外耐え

https://youtu.be/PU8KwaZ3gSk

※調整こちらからお借りしました!本当にありがとうございました!

シーズン終盤メタモンの個体数が激減していたため、調整意図の通りに活きることは少なかったが、Bに厚めなおかげで本来のHAザシアンなどでは倒されてしまう攻撃でも耐えてもう一度殴る、といった行動が本当に強かった。

終盤ネクロズマが非常に多かったが上記の動画でも説明されている通り「交換読みで剣の舞を押すと受からなくなってネクロがダイマしてくる」ため、剣舞をチラつかせてカバルドンに引いて欠伸ループ→珠サンダーを通してザシアンでスイープ、の流れで勝つことが非常に多かった。

また「相手のザシアン受けが噛み砕くの追加効果でBダウンを引いてしまった場合」、もう誰もザシアンを止められなくなってダイマを強制できるのが面白かった(そのダイマに対してこちらは巨獣斬で対応できる)

 

サンダー@命の珠

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臆病B4 C252 S252

ライジングボルト / 暴風 / 熱風 / 身代わり

控えめHCベースにするか一生悩んでいたが、イベルタルやウーラオスの上を取れるのはやはり偉いだろうというところで結局臆病CSに落ち着いた。

こちらの攻撃を一度耐えて欠伸で流してくるポケモン(ラグラージ等)に対し、身代わり+ダイマックスを合わせることで処理したり、ザシアンの障壁となるポケモンに圧をかけられる点は現環境でも変わらず強力だった。もしかしたら相手視点はディアルガが珠に見えていて意表を突けていたのかもしれない。

HP管理が難しい反面、逆にダイマ終了後に身代わりで相手のダイマターンを稼ぎながら珠ダメで自主退場できる場面もあり、羽休めを採用するよりは確実に良かったんじゃないかと思っている。

 

カバルドン@残飯

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呑気H252 B252 D4(素早さ個体値0)

地震 / 欠伸 / ステロ / 吹き飛ばし

ラグラージクイックターンの下から欠伸できるように最遅。

本構築のMVP。最初はオボンのみで採用していたのだが、欠伸ループを抜け出すのが困難な構築が環境に多いと感じたため、HPが有限のオボンよりもループ中無限に回復できる残飯の方が強いと思い採用したのだが、狙い通りの活躍っぷりだった。

カウンター、ミラーコートを持っている可能性があるポケモンに対してはディアルガ、ザシアンで初動から殴っていくことが難しいため、カバルドンで一度ループに入れてステロダメージや砂ダメを蓄積させてからエースを暴れさせる、といったムーブを取れるのも強力だった。間違いなく一番活躍した。

 

ウーラオス@拘りスカーフ

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意地っ張りA252 B4 S252

暗黒強打 / インファイト / ストーンエッジ / 蜻蛉返り

黒バドメタ枠。最初は受け要員としてガオガエンを入れていたのだが、

マンムーに誰も勝てない

ポリゴン2をもっと楽に処理したい

・ホウオウ軸にもっとイージーを取りたい

といった考えから、受けではなく攻めの方向にチェンジした。しかし実際には黒バドの後ろにはザシアンがいるパターンが多く、選出しても安定行動ではなく読みを求められたり、であればカバドラパを通している方が良い、という判断でそもそも出さなかったりと、構築の詰めが甘い部分だったと反省している。

ただホウオウ軸に対しては見事にイージーを取ってくれる偉い子でもあったので、その点は非常に良かった。変えるならこの枠。

 

ドラパルト@気合の襷

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陽気A252 D4 S252

龍の舞 / ドラゴンアロー / ゴーストダイブ / 不意打ち

主にホウオウ、黒バド、ジガルデの相手をしてくれた。稀にネクロズマに対しても選出した。

タスキ持ちなので、安易に出してしまうと自分のカバルドンの砂で削ってしまうため、砂ターンの管理に注意しながら立ち回った。

ディアルガザシアンの構築上ランドロスを誘いやすいので、威嚇や岩封を無視できるクリアボディでも良いと思うのだが、ジガルデやカイオーガの身代わりを無視できる点が偉いのですり抜けで採用した。

 

選出の組み立て方

ディアルガは基本的にザシオーガ軸専用ポケモンと化していた。そのため選出としては

カバルドン+ザシアン+サンダーかドラパ

のパターンが非常に多い。イベネクなどの定着した並びに対して選出を固定化するのはもちろんだが、禁伝2体の並びからどのポケモンダイマさせて通すか、のプラン立てが非常に重要である。

参考までに、覚えている限りの並びに対し、どのように対応していたかを書いておく。

 

・ザシアン+カイオーガ

カバルドンザシアンディアルガ

 

イベルタル+ネクロズマ

カバルドンサンダーザシアン

 

・ホウオウ+ムゲンダイナ

カバルドンドラパルトザシアン

 

イベルタル+ザシアン

カバルドンサンダーザシアン

 

ディアルガ+ザシアン

ディアルガザシアンカバルドン

 

パルキア+ザシアン

ディアルガザシアンカバルドン

 

・ジガルデ軸

カバルドンドラパルトザシアン

 

終盤にかけてメタモンを全然見なくなったので、メタモンへの処理ルートを若干甘くしている。もし環境でメタモンが増えた場合には構築を見直す必要がある。

 

重かったポケモン

マンムー

ガマゲロゲ

・黒バド

・ホウオウ

 

総括&反省

ウーラオスの枠は最後まで迷っていたので、もう少し何かなかったかなあと反省。自分の構築力の無さを実感した。

しかし、キャプボで録画した試合を繰り返し見直して研究したり、友人との話し合いで立ち回りや構築を相談できたのはとても良かったと思うので、今後も継続していこうと思う。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

Twitter @mossa_3Piecer